京の自然 蜜蝋ワックス 834 > 蜜蝋ワックスの塗り方・使い方・木部のメンテナンス
京の自然 蜜蝋ワックスはどなたでも簡単に塗れる自然素材のワックスです

京の自然 蜜蝋ワックスの塗り方は非常に簡単です。塗り方の手順通りに行っていただければ、失敗もありません。少しの時間で、手軽に木部・革のメンテナンスが可能です。

京の自然 蜜蝋ワックスを塗布できるもの

革靴・ブーツ、革ジャン、本革のバッグ・財布、無垢材のチェスト、無垢材の椅子、無垢材のテーブル類

※すでに塗料やワックスが塗布された製品の場合、サンドペーパーやステインリムーバー等で完全に取り除く必要があります。

塗布できる素材かどうかを確認

Check①
素材を確認する

木製品は無塗装の無垢の木材、集成材であるかどうか。革製品は無塗装の本革であるかどうかを確認。製品の取扱説明書等でご確認ください。すでに塗装、コーティングされている場合は、リムーバー等で取り除く必要があります。

Check②
撥水性の有無を確認

水滴をこぼし、水をはじく木材の場合、すでに塗装済み、コーティング済みである可能性があります。化学塗料の上から蜜蝋ワックスを塗布すると、染み込まずにワックス分が浮き上がる場合がありますのでご注意ください。

塗布するための道具を準備する

ウエスに少量をとり塗り込む

ウエスに京の自然 蜜蝋ワックスを少量取り、塗り伸ばします。この時、特に無垢の木材に関しては、木目に沿ってしっかり塗り込みます。これは「導管」と呼ばれる木が水分通す管に塗り込み、水分・湿気の吸収による木の変形を防ぐためです。
本革は押し付けるほどの力は必要ありませんが、色が深くなる程度にまんべんなく塗り込みます。

約8時間乾燥させて乾拭きをする

まんべんなく塗り上げたら、約8時間ほど染み込むのを待ち、乾燥させます。待つことで、油分がじんわりと浸透し、蜜蝋成分が表面を保護する形になります。その後、軽く乾拭きをして完成です。2〜3日で、より自然な風合いとなります。

滑らかな手触りを楽しむ!

最後に大切なこと。蜜蝋ワックスの手触り、風合いを楽しんでください!
より深い、味のある風合いに仕上げたい方は、重ね塗りをおすすめします。蜜蝋ワックスを塗布→2〜3日乾燥→拭き取り→塗布を3回ほど繰り返すことで、さらに味のある仕上がりに変化していきます。

Point

  • 薄く塗り伸ばすスタイルでもよいのですが、家具類を長く使うには、しっかり塗り込み、湿気等から木部を守ることをおすすめしています。
  • 定期的に塗り直すことで、木材・本革の素材の良さを長くキープできます。
    塗り直しは木材の場合、手で触って「乾いてきた、かさつく」と感じた時です。物品にもよりますが、半年〜1年に1回程度が目安です。木材の場合、石鹸水で洗い流す、サンドペーパーで塗装面を整える等を行うと、さらに効果的です。
  • 木部・革のメンテナンスを楽しめるとよいですね。蜜蝋ワックスの深い色合いと、なめらかな手触りを楽しみに塗ってみてください。
  • 亜麻仁・荏胡麻は塗布・拭き取りに使用したウエス等を丸めたり重ねたりしないでください。熱のこもる場所に捨てたり保管したりすると、酸化の過程で発熱し、自然発火の恐れがあります。使用後は充分水で濡らして処分してください。
  • 蜜蝋ワックスは45〜60℃で溶けますので、食洗機に入れるもの、熱を持つもの、40℃以上の高熱になる所への塗布はお控えください。
京の自然 蜜蝋ワックス